「新潮クレスト・ブックス」はウィキペディアに立項されているのに「エクス・リブリス」はされていない件

ちょっとどんな書目があるのか調べようと思って、「クレストブックス」でググってみたら、ウィペディアがヒットしたので見てみました。なんとウィキペディアには「新潮クレスト・ブックス」という項目がちゃんと立項されているのですね。「主なラインナップ」としてずらずら並んでいますが、結局のところ、トータルで何冊出ているのでしょう?

が、たまに書店の方と話をしていると、「もう品切れになっちゃったんだよね」ということを言われます。たぶん自分で選書してフェアをやろうと思ったら、自分の選んだものが版元品切れだったのでしょう。そういうセリフの後には「まあ、もう新潮文庫になっているから仕方ないけどね」という言葉が続くことが多いです。

そう、クレスト・ブックスもよくよく調べてみると既に文庫になってしまって、クレスト・ブックスという形では入手できないものもあるのですよね。あの装丁が好きだったのに、というファンの方には残念至極ではありましょうが、広く海外文学ファンを増やすという意味では文庫化もやむを得ないと思います。

そこで、書店の文庫担当の方に聞いてみたいのは、「クレスト・ブックス出身の新潮文庫フェア」ってやったことはありますか、ということです。自分で企画しなくても、新潮社の営業の人からそういうフェアを提案されたことがある、というのでもよいのです。もし考えたことがないのであれば、そういうフェアは如何でしょうか?

あるいは、考えたことはあるけど、売れなさそうだから諦めた、という声でもよいので聞かせてもらえると嬉しいです。

毎年のように新潮社のクレスト・ブックスのフェアは書店店頭で見かけますが、文庫と絡めてやっているのは見たことがありません。もちろん文庫の売り場と単行本(海外文学)の売り場は異なるし客層も違うから、という理由も理解できますが、一緒にやってみても面白いのではないかと思います。

たぶん、「エクス・リブリス」と絡めてフェアをやるよりもお客さんの目を惹くのではないかという気もします(爆)。そんなことないでしょうか?

いや、そう言えば、ずいぶん前にどこかの書店で「新潮文庫&新潮クレスト・ブックスvs白水Uブックス&エクス・リブリス」というフェアをやったことあったような気がするのですが、あれば夢だったのでしょうか?