今日は9月11日。
そう、あの日です。
日本人には、その後に起こった「3.11」の方が衝撃が強く、同じ「11日」でも「9.11」は遠い過去のこと、歴史の彼方のような気がしないでもありません。
でも、たぶん国際的に見ると、やはり「9.11」の方が深刻な影響をその後の世界に及ぼしていると思われるので、その都度振り返るべき、省みるべき事件だと思います。そんな時に、まず読むべきはこちらではないでしょうか?
『倒壊する巨塔-アルカイダと「9・11」への道(上・下)』です。ビン・ラディンがどういう人物だったのか、その背景などが実に興味深く描かれています。
ただ、「9.11」だけを見ていてはいけないのでしょう。そこに至るまでの過程にも目を向けなければ、「非道なテロとそれに立ち向かう正義の国・アメリカ」という一面的な図式に陥ってしまうと思います。なので、こんな本も併せ読んでほしいところです。
『アフガン諜報戦争-CIAの見えざる闘い ソ連侵攻から9.11前夜まで(上・下)』です。さらに遡ると、ソ連のアフガン侵攻や東西冷戦、あるいはイラン・イラク戦争にアメリカの中東政策など広げだしたらきりがなくなるでしょうが、それだけ複雑な要因が絡み合って起こった事件だったとも言えます。
そして、「9.11」後の世界を考えたときに、やはり大きな衝撃を与えたのはヨーロッパでのテロの連鎖です。
『シャルリ・エブド事件を考える』や『テロリズム-歴史・類型・対策法』などが参考になるのではないでしょうか?
そうそう、あたしが中学の時から聴いている沢田聖子さんにこんな曲があります!