ブロウディ? ブロディ?

近々、あたしの勤務先から『ミス・ブロウディの青春』という本が出ます。海外小説です。作者はミュリエル・スパーク。スコットランドの作家です。

彼女の作品は、数日後には『死を忘れるな』という作品が、あたしの勤務先から刊行になりますので、続けざまの刊行ということになりますが、実は河出書房新社からも『ブロディ先生の青春』という彼女の作品が刊行になるのです。

あれ、「ミス・ブロウディの青春」? 「ブロディ先生の青春」?

同じ作者で似たようなタイトルの作品と気づいた方、ご明察。はい、これは同じ作品で、役者が異なるのでタイトルも異なるという結果です。ちょうど『ライ麦畑でつかまえて』と『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の関係のようなものと思ってください。

 

今回の場合、「ミス」の方がかつて筑摩書房から出ていた岡照雄訳、「先生」の方が今回新たに訳された木村政則訳です。古典的名作の新旧両訳揃い踏み、是非両方読んで味わい比べて欲しいと思います。

ところでこの作品のタイトル、ブロウディとブロディ、どちらがよいのでしょう? 原題は「Jean Brodie」で、あたしにはこの綴りを正確に発音することは叶いませんので、読者の皆さまにお任せします。ただ、英文のスペルこそ違え、同じく「ブロディ」と題する雑誌が発売になりました。「BRODY vol.1」です。

乃木坂46がフィーチャーされているようなので、これはミュリエル・スパークの翻訳よりも買わないとなりませんね(汗)。なにせまなったんとなあちゃんのポスターも付いてくるようですし!