今日の朝日新聞夕刊の記事です。
無言館の展覧会です。富山県立近代美術館で開催中のようです。
ところで無言館ってご存じでしょうか? あるいは信濃デッサン館と言った方が知っている人は多いでしょうか? 文字通り、信濃にある美術館で、そこに併設されている戦没学生慰霊美術館が無言館です。
富山で行なわれている展覧会、北陸新幹線も開通したことですし、この夏休みに見に行ってみるのも一興でしょう。あるいは、東京からなら北陸新幹線を上田で途中下車して、無言館そのものを訪ねてみるのもよいかと思います。
が、やはり時間がなくて行けない、という方のためにこちらの本をオススメいたします。
『「無言館」への旅―戦没画学生巡礼記』と『無言館の坂を下って-信濃デッサン館再開日記』です。館長でもある窪島誠一郎さんの著作で、この二冊を読めば無言館についてよくわかると思います。
ちなみに窪島さんは信濃デッサン館で来館者から「絵をどのように見たらよいのか?」という質問をしばしばされるそうで、そんな疑問に答えた『絵をみるヒント(増補新版)』という本も書いていらっしゃいます。
また窪島さんは水上勉さんの息子さんでもあり、『父 水上勉』という本も書かれています。