文学談義だった?

昨晩の丸善&ジュンク堂書店渋谷店でのトークイベントについて。トークの主人公は万城目学さんと津村記久子さんのお二人。大阪繋がりというか、関西繋がりのお二人で、そんな二人が東京で対談しているなんて不思議な気もします。

さて、万城目さん。

あたしは『プリンセス・トヨトミ』だけしか読んだことがありません。

  

とても面白く読みましたが、映画の方は見ていません。それくらいの読書体験です。ただ、かつて吉祥寺の駅ビル・ユザワヤの地下に啓文堂書店吉祥寺店があったころ、営業でお邪魔した折、ちょうどお店に見えていたが万城目さんを、文芸担当の方に紹介していただいたことがあります。あいさつくらいしかしておりませんが、素朴な感じの印象を覚えています。

素朴という言い方は褒めてないように聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません。こちらの勝手な思い込み、偏見ですが、どうしても世の作家先生と呼ばれる方は偏屈で偉そうにふんぞり返っているというイメージがあって、仕事上は関わることはあっても、決して親しくお付き合いはしたくないという、そんなイメージを抱きがちです。

とんでもなく、映画やドラマの悪影響だとはわかっていますが、なんとなくそんな風に思っていたのですが、よい意味で万城目さんはあたしの予想を裏切ってくれました。そして、昨夜の万城目さん。やはり、そんな印象通りの方でした。

次に津村さん。

実はあたし、以前、津村さんにサインをいただいたことがあります。でも、逢ったことはありませんでした。逢ってもいないのにサインをもらうってどういうこと? と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、詳細はこちらです。

で、あたしが読んでいる津村さんの作品は『婚礼、葬礼、その他』『ワーカーズ・ダイジェスト』だけです。

 

このところは『やりたいことは二度寝だけ』を読まなければ、買わなければ、とずーっと思っているのですが、なんとなく機会を失してここまで来てしまいました。

そして、初めて逢った、というか、見たというか、目にした津村さんは写真で拝見していたとおりの方、いや、もう少しチャーミングかな、という印象です。「そうか関西の人だから、関西弁だよね」という発見が新鮮でした。

それにしても、お二人、サッカーが好きなんですね。ほとんどサッカーに興味を持っていないあたしには、ほとんどついていけない(話の内容だけでなく、語るお二人の熱さにも)談義でしたが、トークイベント自体はとっても面白い、抱腹絶倒、ボケとツッコミの掛け合い漫才のような展開で、あっという間のひとときでした。