頑張れ、福井! でも女子はカワイイ?

人文会の研修旅行で北陸へ行って来ました。正確に言いますと、前橋・高崎に寄ってから富山・高岡・金沢と回ってきたわけです。

おや、ひとつ忘れていませんか?

と思われた方、そうです、一般に北陸三県などと呼ばれますが、今回は福井が入っていませんよね。二泊三日の行程で、前橋・高崎が加わっているので、どうしても福井までは足を延ばせず、まさしく北陸新幹線の営業区間だけの研修旅行となってしまいました。

ですので、あたしはもう一泊して福井にも行って来ました。富山・石川まで来ていながら福井に寄らないのはいかにももったいない、そう考えたからです。

さて、前橋・高崎はふだんから関東ローカルの天気予報で尋常ではない気温が報告されていましたので、それなりの覚悟で臨みましたが、やはり暑かったです。溶けそうでした、冗談ではなく。

富山、高岡は雨模様になりましたので、暑さは一服ですが、やや湿気の多い気候でした。それでも体温に近い気温よりはマシですね。そして金沢はまた天気が回復しましたが、金沢という都市は晴れが少ない土地柄のようで、やや雲のある晴れでした。それでも、前橋・高崎ほどではないにせよ暑かったです。

いや、金沢の暑さは気温よりも、人の多さによるものではないでしょうか? とにかく北陸新幹線効果で人が多かったです。駅などはろくにお土産も買えないほどの混雑でした。金沢の経済、相当潤っているのだろうなあ、と感じます。ただし、タクシーの運転手さん曰く、欧米の人は歩く人が多いのでタクシーには乗らないのだとか。中国人は大型バスで移動しているので、やはりタクシーの利用は少ないと言っていました。

で、われわれが訪問した書店ですが、確かに外国人が入ってくることも増えたとのことですが、北陸新幹線の影響はほとんど感じられない、というのが一致した意見のようでした。そりゃ、そうでしょう。あたしたち業界人は地方へ行っても、なんとなく地元の書店に入ってしまいがちですが、一般の観光客が旅行先で本屋に入るというのは、ましてや本を買うなんて、あまり考えられません。いや、地元本は別として。

ですから、こと書店に関する限り、北陸新幹線効果は見られないというのが感想というか実態ですが、街に観光客が増えているのは事実です。観光客が増える、地元にお金が落ちる、地元の人が潤う、本を買う余裕が生まれる、というサイクルは、もう少し長いスパンで考えると十二分に考えられる未来予想図だと思います。

しかし、しかし、です。最後に個人的に回った福井は、申し訳ないのですが、寂しいです。駅前の再開発も、近い(?)将来の新幹線延伸を見込んでのことでしょうが、果たして予定どおりの年数で開業するのか、駅前を見る限り、「いつかは延びてくるよね」くらいの熱量で、北陸新幹線で賑わう金沢とは対照的でした。富山、高岡も、金沢ほどではないにせよ、やはり実際に新幹線が通っているのというのは、なんとなく景気がよくなっている感を抱かせるのではないでしょうか。街が明るい気がします。

頑張れ、福井、もう少しの辛抱だ! そんな言葉を街に投げかけたくなりました。

でも、福井は女性がきれいな気がします。いや、きれいだったなあ、と感じました。一般に日本海側は一県おきに美人県があると言われるようです。青森ではなく秋田美人、山形飛ばして新潟美人、富山を抜かして金沢美人となると、福井は美人県ではないということになりますが、あたしが見る限り福井はカワイイ、美人が多いという印象を持っています。

書店回りの手段としてえちぜん鉄道に乗りましたが、なんと可愛らしいアテンダントが同乗し、切符の販売などいろいろ世話を焼いてくれます。女性の好みは人それぞれでしょうが、少なくともあたしが今回行きと帰りに二回乗った限り、どちらもとてもカワイイお嬢さんでした。うーん、眼福。