永遠の本棚のポップ

あたしの勤務先から刊行されているUブックス。新書判の手ごろなサイズで、「シェイクスピア全集」とか「チボー家の人々」、そして何よりも『ライ麦畑でつかまえて』で知られているシリーズだと思います。海外小説ファンの間では、粒選りの海外小説が収録されているとも評価されています。

そんなUブックスの海外小説ラインナップが、このところまた評判を上げています。それは「海外小説 永遠の本棚」というシリーズ内レーベルで出し始めた一群の作品が好評だからです。これらの作品は『ピサへの道 七つのゴシック物語1』から始まり、最新刊は『第三の魔弾』です。15作品になりました(まだまだ続く予定)。

    

    

    

さて、「海外小説は売れない」とは、世間一般で言われているのか知りませんが、この業界ではよく言われることです。書店の棚が見直されるとき、文芸コーナーでは日本人作家のコーナーはそのままでも、海外小説・海外文学コーナーは縮小されるということもしばしばです。

しかし、そんな海外小説を売りたいという書店員さんは多く、そんな書店員さんと話をしていると、こちらも実に多くの刺激を受けます。ですから、自社の本を始め最近読んで面白かった本の話に会話も弾むというものです。そんな時よく言われるのが、「こうやって読んだ人の話を直接聞くと読みたくなるよね。だからさあ、ナンシー、ポップ作ってよ!」というセリフです。

幸いと言いますか、下手の横好きと言いますか、バカの一つ覚えと言いますか、実はあたし、このところ勤務先から刊行された海外小説ってほとんど読んでいるんです。もちろん全刊行物の中のほんの一握りで、読んでいない本の方が遙かに多いのですが、ここ2年くらいについて言えば、かなり読んでいます。そこでポップを作ってみました。こんな感じです(下図)。

用紙サイズはA4判です。名刺サイズを10面配置しています。エーワンの「51861」という用紙に印刷できるように設定してあります。A4判で10面の名刺シートは天地左右の余白や中央の余白の有無など何タイプかありますが、だいたいの製品はこれで対応できるのではないかと思います。15作品ですので、10作品と5作品と2種類作ってあります。


「永遠の本棚(2)」の方は5作しか掲載していませんので、続刊が刊行されましたら随時追加して修正UPしていきます。こんなポップでよろしければご自由にお使いください。ご一報いただけると嬉しいですが……(汗)

近々、「エクス・リブリス」のポップも作ろうと思っています。