峯岸から森茉莉へ

Facebookにも書いたのですが、AKB48の峯岸みなみの丸刈りの映像を見て、あたしは森茉莉へと連想が飛躍してしまいました。

もちろん、峯岸みなみから直接に飛んだわけではありません。あの丸刈りを見て、出家した女性、つまり尼僧へとまずは飛び、そこから徳川家康が後家好きと言われたように、三代将軍・家光は尼好きと言われたなあ、というところへ飛び、徳川の大奥へと連想は広がり、名作「徳川の夫人たち」へと飛んでいったのです。

 

  

この「徳川の夫人たち」、原作はもちろん吉屋信子です。ちなみに、記憶が定かでなく、ネットでもほとんど情報が出てこないのですが、あたしが中学生くらいの頃だったと思いますが、この「徳川の夫人たち」はテレビドラマとして放映されていました。生田悦子さんが主演のお万の方を演じていたのを覚えています。まだ若くてきれいなお万の方でした。家光役が誰だったのかは覚えていません(汗)。

で、吉屋信子というと、異論のある方も多いと思いますが、あたしの場合、どうしても印象が森茉莉と重なります。いや、印象が重なるのは、決してあたしの独りよがりではないかもしれません。なぜなら、文藝春秋の「精選女性随筆集」ではこの二人が一冊になっているのですから。

  

で、そういうわけで、あたしの連想は森茉莉へと行き着いてしまったわけです。

ただ、そんなことより、峯岸みなみですが、あんな泣きながら懺悔の動画を公開するよりも、そんなことせずにいきなり丸刈りで現われた方がよかったのではないでしょうか? 「どうしたの?」と聞かれたら、「もうすぐ春だし、髪の毛が重くなっていたから、さっぱりしたくて」とでも言えば、それですんだのではないでしょうか?

やれ軍隊の懲罰のようだといった批判もありますが、あんな懺悔の動画があるからそう言われるのであって、あっけらかんと登場すれば、ファッションの一つとして見なされたのではないかと思います。