2時間スペシャルで十分?

WOWOWで夏に放送された「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」を鑑賞。

 

 

実は、テレビドラマの時は全く見ていなかった作品です。が、その後放送された2時間スペシャルを見て「なかなか面白いじゃない」と思い、映画館には足を運ばなかったものの、ようやくWOWOWで放送されたので録画しておいて、ようやく鑑賞したという次第です。

さて、感想ですが、正直言って、映画としてどうなの(?)と思います。2時間スペシャルで登場した堀北真希が中居演じる「ちょこざい」と同様のサバン症候群的な症状を持った天才として登場するのはよいでしょう。でも、結局、それを活かした犯罪が行なわれたのかと言われれば、単に天才プログラマーとか、天才ハッカーが主役の犯罪ドラマでもありがちなものです。それを食い止める「ちょこざい」も同じく天才プログラマーというだけの存在で、しかも今回の映画では捜査にはほとんど協力というか活躍している感じがありません。

シリアスな犯罪ものなのに、小ネタを混ぜたおふざけシーンに賛否両論あるかと思いますが、テレビドラマからの流れですから許容範囲です。個人的には、やはり映画なのですからもっと壮大な犯罪計画、そしてあっと言わせるようなどんでん返し、巧妙なトリックや仕掛け、それを解く「ちょこざい」たちとのスリリングな攻防、そういったものを期待していたのですが……

これなら、先の2時間スペシャルとともに、前後編のスペシャルドラマでもよかったのではないか、そんな気がします。あと、村上弘明の喫煙シーンが多すぎるような気がします。昨今はドラマでは喫煙シーンは極力カットになることが多い(規制がある?)のに慣れてしまっているので、そしてあたし自身がタバコが嫌いなので、どうもあのシーンだけはいただけません。

そう言えば、今クールのドラマ「すべてがFになる」でも、綾野剛の喫煙シーンが気になりますね。原作の彼がヘビースモーカーなのでしょうか?