セクハラおやじ?

昨晩見た夢の話です。今年は例年よりも忘年会が多かったからなのでしょうか、業界内の忘年会の夢を見ました。

とある出版会の忘年会。ちなみにあたしが担当者として参加しているのはヤングアダルト(YA)出版会人文会なのですが、比較的若い女性が大勢参加していたところを見るとYA出版会の忘年会とおぼしき様子なのですが、知った顔が見当たりません。業界の忘年会と書きましたが、もしかすると、間違えて紛れ込んでしまった合コンだったのかもしれません。ただ、顔は知らないのに、その人のことは知っているような態度をあたしが取っていたのは覚えているんです。いったいどういうシチュエーションの夢だったのか……

とにかく、そんな忘年会的な飲み会の会場でした。上にも書いたように、女性陣は比較的若い世代もいて、男性陣にはおじさんと呼ばれる世代も混じっているというメンツ。お互い顔見知りなのか仲良く楽しく飲んでいたのですが、だんだん酒が回ってきて、あるおじさんが一人の女性に絡むようになってきたのです。「もう、酔ってるんですか?」といった感じで最初のうちはあしらっていた女性。すでにこの時点でうるさい人ならセクハラと騒いでいたかもしれませんが、その女性はとりあえずその時点では押さえていました。

で、あたしは困ったおじさんだと思いつつも、別のテーブルで別の参加者たちとワイワイ楽しくやっていたのです。そうしたところ、突然悲鳴、もちろん女性の悲鳴です。声の主は絡まれていた女性。どうも、先ほどから絡んでいた酔っ払いオヤジがその女性に抱きついたようなのです。それも首に手を回してキスをするかの勢いで迫ったらしく、その女性は悲鳴を上げて突き飛ばし、オヤジはテーブルの上のグラスなどをいくつかなぎ倒しながら、ソファーにつんのめっていました。

オヤジは完全に酩酊状態。たぶん気がついた時には自分がどこにいるのか、いったい何をしていたのか、まったく覚えていないのは明らかです。とりあえず何やら叫びつつもソファーに伸びているので放っておくことにして、襲われた女性が心配です。怒っているというよりも、ちょっと震えていて、目にもうっすら涙を浮かべています。いくらなんでも飲み会の席でそこまでされたことはなかったのでしょう。まあ、たいていの女性はそうでしょうけど。

で、何故かあたしはその会の幹事だったのか、その場を納めなくてはならない立場に追い込まれていました。こんなことがあったので、既に座はしらけきっています。これ以上飲むという雰囲気ではありません。そこでまずはあたしは、その襲われた女性は帰すことにし、お店の出口まで送っていきました。まだ震えているし、泣いている感じなので、何か声をかけてあげたいところですが、男性からの暴力におびえている状態ですから、あたしが何を言ってもダメでしょう。その女性と仲のよさそうな女性に頼んで一緒に帰ってもらいました。

と、ここまでで夢は終わりです。その後、残った参加者がどうしたのか、ソファーに伸びているおっさんはどうなったのか、まるっきりわかりません。そもそも、あたしがその後どうしたのかすらもわかりません。とにかく後味の悪い飲み会、否、夢でした。

あんなおっさん、誰が誘ったんだ?