映画鑑賞

土日は、特に出かける用事がなければ、自宅でのんびりと、スカパー!なやWOWOWで録画しておいた映画を鑑賞しております。最近視たのはこれらです。

  

まずは前者「ローズマリーの赤ちゃん」です。

ずっとずっと以前に、たぶんテレビで放映されたのだと思いますが、視たことのある作品です。ただ、ホラーと言うよりもよくわからない内容の作品だったという記憶しかなかったので、久々に放映されていたので見直しました。で、結論から言いますと、やっぱりよくわかりません。当時としてはこういったシチュエーションや状況設定、ストーリー展開は新鮮だったのかも知れません。だから本作はホラー映画史の中でも名作と呼ばれているのだと思います。

しかし、結局は主人公である若妻の妄想なのではないか、という気がしないでもないです。最後まで見て、悪魔崇拝だという決定的な証拠はありません。単にうざったいだけの隣人でしかなく、どこをとっても若妻の妊娠期における精神不安定がなせるものとしか言えないと思います。最後のシーンも、どこまでが現実でどこまでが主人公の妄想の中のことなのかわからずじまいのエンディングです。これではストレスだけが残る終わり方です。

次はアイドル映画ですね、「王様ゲーム」です。個人的にはW主役の一人、鈴木愛理ちゃんが可愛いと思います。本作でも重要な鍵を握る人物のように描かれていますが、最後はあっけないです。もっと見せ場が欲しかったところです。と言うよりも、この作品自体があっけないです。一連のゲームが何らかの呪いのようなものによって引き起こされているというところまでは明かされますが、作品中では呪いの原因、どうしてこういう惨劇が始まったのか、なにもわからずじまいです。せっかく事件が始まった場所まで行ったのに、わかったことがあれだけでは、あの場面を出した意味がわかりません。

たとえ荒唐無稽な呪いとはいえ、やはりなぜそんな呪いの惨劇が始まったのか、何を目的としているのか、映画の中でわかるように描いて欲しかったな、というのが率直な感想です。所詮はアイドル映画だからというのは言い訳にはならないと思いますが。

最後は「麒麟の翼」。もうWOWOWで放送か、という気もします。感想を一言で言うと、なんか偶然というか、うまい具合に阿部寛の思ったとおりに事が運びすぎる、いくらなんでも都合よすぎるでしょ、ということに尽きます。よく練られた伏線という感じもしませんし、トリックが意表を突くというわけでもなく、結局はくだらない事件だったんだな、というのが偽らざる感想です。

それでも中井貴一は存在感がすばらしいですし、ガッキーは文句なくカワイイです。それがなにより。