ヤルタはウクライナにあった

このところのウクライナ情勢が気になります。

別に知り合いが住んでいるとか、ウクライナにあたし自身が行ったことがあるとか、そういうわかりやすい理由があるからではありません。あえて言えば、何も知らない、たぶん、今回の騒動が起きるまでは、白地図を出されて「ウクライナってどこ?」と聞かれても正しく指し示すことはできなかったでしょう。

もちろん、ウクライナという国があることは知っていますし、あたしの勤務先ではウクライナ語の参考書を出していますから、まるっきり縁がないというわけではありませんが、逆に言えば、そのくらいの縁しかないとも言えます。

黒海に面している国なんですよね。日本人にとってはヤルタ会談が一番有名ではないでしょうか? もちろん日本史が苦手な人はヤルタが地名だとすらわからないのかもしれませんが(汗)。そして、ちょっと前にテレビでやっていたドキュメンタリーで見たのですが、オデッサという街がとても美しいところだと思いました。歴史もあって魅力的な街だと感じました。

そもそも黒海がロシア帝国とオスマン帝国に挟まれ、世界史の舞台となってきた場所ですから、日本人はどうしてもロシアや東欧というと馴染みが薄いですが、世界史という目で眺めれば実に興味深い土地なのだと思います。機会があれば行ってみたいところです。

そんなウクライナ、西側がウクライナ語を使う親ヨーロッパな地域、東側がロシア語を話す親ロシアな地域という、なかなか根深い対立を抱えて混んでいるようです。どんな風に決着するのかわかりませんが、しばらく興味深く眺めたいと思います。