大阪屋は大丈夫です

毎年恒例、十日戎の日に行なわれる大阪屋おでんの会。今回で四年、いや五年目の参加でしょうか? 今年は重大発表があるという事前報道もあり、例年以上の参加者数になったようで、まさしく立錐の余地もないとはこのことを言うのでしょう。

肝心の重大発表は、予想通りと言えば予想通り。それよりも社長挨拶で力強く「大阪屋は大丈夫です」と宣言していた言葉が印象に残りました。少なくとも俯いたりしてはいない。前を、上を向いて進んでいこうという姿勢は見られました。

この業界、景気のよい話は、この二十年近く聞いていません。だから揚げ足を取ろうと思えばいくらでも取れます。痛いところを突こうと思えば突けるでしょう。でも同じ業界内でそんなことをしても何のいいこともありません。やはり、お互いにちょっとずつでもよいところを見つけ合ってやっていくしかないのかな、そんな風に思いました。

何はともあれ、出版社としては売れる本を作ること、まずはそこでしょうね。