十数年ぶりの出来事

いちおう、新年明けましておめでとうございます、と書くべきでしょうか?

いや、それよりも個人的には「恭賀新禧」という四字句の方が好きですね。

それはともかく今年もいつもと変わらずに明けました。昨夜もやはり8時すぎには床に入り、そのまま本を読んでいたのですが、途中で眠くなり、確実に9時前には寝入っていました。もう数十年(?)、大晦日を起きて年越し、ということをしていないあたしです。で、夜中にも何度か目覚めつつ、結局今朝も起きたのは5時半過ぎでした。

本当に、いつもどおりの日常です。

が、ここからが例年とはちょっと異なっていました。

普段なら、ここでそのままいつものように朝ご飯、ホットココアとトーストという朝食を食べてしまうのですが、今年は妹家族が来ていて、妹と母親が朝からお節の支度をしていまして、朝からお節が食べられそうなので、日常的な朝食は断念せざるをえなくなりました。この数年、妹家族は年末はわが家に数日いて、暮れに自宅へ戻り、正月は旦那の実家へ年始の挨拶に行くというパターンだったので(妹家族の家と旦那の実家は比較的近いです)、正月のわが家は母と二人でのんびりと、それこそまるっきりいつもの休みの日の過ごし方をしておりました。あたしがいつもの通りの朝食をしているなら、母も母で元旦から洗濯機を回して、洗濯物に取りかかっているという正月元日の朝の風景です。

しかし、今年は上記のような理由で、ちょっと勝手が異なり、朝からお節となりました。別にお節といっても、いわゆるお節料理ではなく、お雑煮と煮物、それに厚焼き玉子や伊達巻き、紅白のかまぼこが並ぶ程度の至って簡単なものです。お重になんて入れませんし、手の込んだものでもありません。

とはいえ、あたしにとっては、正月の元日、朝、いつもどおりトーストを食べない正月というのは、考えてみるとかなり久しぶりのことです。たぶん、十数年ぶりのことではないかと、そんな気がします。それくらい、今年はいつもとは異なる正月のスタートとなったわけです。

だからといって、今年が変化の年になるという気はしません。やはり、何も変わることなく、例年どおりの一年が過ぎていくのだろうと思います。毎年のことですが、新年を迎えるに当たって何の抱負もありません。目標もありません。そういうものは持たないようにしています。なるようになるさ、すべては時間が解決してくれる。それが、あたしの数十年来の基本です。