圓徳院へ

建仁寺、まだ続きます。今しばらくお付き合いください(汗)。

この写真は清涼軒です。門からの眺めが枯れた味わいでとてもよかったです。

庭から再び方丈の方へ戻り、上の写真は「○△□乃庭」です。手前の白砂に線が入っているように見えますがそこで三角を、中程の植え込み根元の苔で丸を、一番奥の井戸で四角を、それぞれ表わしています。

内部の拝観を終え外へ出て法堂を撮りました。下の写真は、その屋根を見上げたものです。

建仁寺を出て、次に向かったのは圓徳院です。北政所ねね、ゆかりのお寺です。それほど広いお寺ではありませんが、小ぶりながら、趣のある素敵なところでした。

建仁寺よりは紅葉がきれいでした。うまく角度を選んで撮れば、上のような写真になります。

上の写真は、写真ではうまくい再現できていませんが、屋根に苔むす緑色と、風に揺れる枝の紅葉の赤色のコントラストが美しくて撮ったものです。が、デジカメではこの程度です(涙)。

建仁寺よりは紅葉がきれいと書きましたが、こちらも絶景と言えるほどの紅葉にはなっておらず、きれいな紅葉を撮ろうと思うと、ある程度角度を選ばないと撮れません。上記の写真はまあまあかと思いますが、この右側の木々はもっと茶色くてとても撮る気にはなりませんでした。

圓徳院ではお抹茶をいただきました。簡略な作法でのお点前でしたが、仕事を忘れての一服、しばし俗世間を忘れることができました。上の写真はその時のお茶請け。金箔を散らした上品な甘さの金鍔でした。

上が、圓徳院の北側出口から見たお庭の全景です。ご覧のように、紅葉はイマイチでした。来週末あたりが見頃でしょうか? 気温が高めの日々から急に寒くなったので、今年は色づきが悪いということです。また京都の北の方は既に見頃を迎えているとも聞きました。市内はこれからなのでしょう。

お昼は円山公園内にあるいもぼう平野家本家でいただきました。「いもぼう」って何? というのが、あたしの行く前の浅薄な知識でした。詳しくはいもぼうのウェブサイトをご覧いただくとして、料理は決して目を奪われるとか、豪華というものではありませんが、それだけに工夫を凝らした京都の人びとの味という感じが非常に伝わってきました。そして思いのほか満腹になります。

以上、こんな京都旅行でした。