番宣ではなく書宣と呼んでも構わないでしょうか?

昨晩、NHK-BSで1989年に中国北京で起こった天安門事件のドキュメンタリー番組が放送されていました。

当時、学生運動を指導したメンバーや知識人などへのインタビューを通して、事件の推移を追ったものです。証言をした人の中には王丹もいましたが、あたしの勤務先から今週刊行予定の『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』の中にも王丹の文章が載っています。なんともベストタイミングな番組放映でした。

もちろん番組自体はこの本とは何の関係もありません。しかし、刊行のタイミングにあわせるように、まるで出版の露払いのようなかたちとなってしまいました。嬉しいことです。

当時の関係者の証言を集めるといえば『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』もあります。昨晩の番組、そして新刊と併せ読みたい一冊です。