何年ぶりかの四国

人文会の研修旅行二日目は午後、梅田を発ち一路四国へ向かいました。明石海峡大橋から淡路島、日もとっぷりと暮れて真っ暗闇で越えたはずの鳴門の渦潮、そして徳島。夕食兼宴会も終わり、ようやくホテルの部屋でのんびりです。

さてこの四国、その名の通り四県ありまして、松山と高松は訪れたことがあり、残るは二県となっていました。今回徳島を訪れ、あとは高知があたしの人跡未踏のままとなっています。

松山に来たのは小学校六年のころで、当時はまだ親戚付き合いのあったおじさん一家が松山に住んでいたので家族で訪ねたのです。往路は、大晦日12月31日に、その当時大ブームであったブルートレインに乗り、翌朝広島で降車、初日の出を拝みながら元旦に連絡船で松山へ渡りました。数日の滞在中、道後温泉、松山城、石手寺などを訪れ、砥部焼きの色付け体験などをしました。そのとき色付けした湯飲みは数年前まで自宅で使っていました。

帰路は広島から。広島城や原爆ドーム、平和公園などを見学してから新幹線で帰京しました。

高松は20年くらい前の話です。恩師である故・小松茂美先生に、金比羅歌舞伎を見に連れて行っていただきました。金丸座で歌舞伎を堪能し、金比羅宮に参り、丸亀城を見学しました。往復新幹線、岡山で特急に乗り換えて、という行程でした。

明日は徳島から高松を回り、高松空港から空路帰京予定です。高松と聞くと、やはり小松先生が思い出されます。