あたしならどうした?

東京以外の地域ではどれくらいの扱いになっているかわかりませんが、関東ローカルのニュースでは比較的大きく扱われているのが、JR横浜線の踏切で男性を助けようとして亡くなった女性の話。

その後の経過を調べたわけではありませんが、ニュースなどを見る限り、男性は高齢でしたから、踏切を渡る時に何かの弾みで意識をなくしてしまったのでしょうね。それを助けようとして踏切に入った女性が電車にはねられ、父親の見ている前で亡くなったわけです。

こんな場面に遭遇したら、あたしならどうしたでしょう? 歩いているとしたら、もう少し前から踏切を渡ろうとしている男性の姿に気づいていたでしょうから、助けようとしたかもしれないですが、なんとも言えません。今回のように車で通りかかったのだとしたら、踏切まで来て、やおら前を見たら踏切内に人がいるのに気づいた、という感じではないでしょうか?

現場はカーブになっていたそうなので、電車がどのくらい近づいているのかすぐにはわかりにくい場所ですよね。近づいてくるような音でも聞こえていたら、ちょっと助けるのは躊躇してしまいます。かといって、目のまで人が轢かれて死ぬのを見るのだって、もちろんイヤです、見たくはありません。

あたしの場合、たぶんクルマを運転している立場の方が多いと思いますので、車を放り出すわけにはいきませんから、今回の女性のように(助手席に乗っていたそうですね)すぐに飛び出すことは難しいと思います。となると、みすみす倒れている男性を見殺しにしてしまうことになります。

どのタイミングで男性に気づいたか、その時電車が近づいてくる音は聞こえていたか。いろいろな条件が絡みますが、自分がその場にいたらどんな行動を取っただろうか、ついつい自問してしまいます。

別に日本人と中国人を対比しようと言うつもりはありませんが、このニュースを思い出した日本人も多いのではないでしょうか?