坐忘を思い出す

先日の、高橋源一郎さんと辻信一さんのトークイベント。

その中で「unlearn」という言葉が出て来ました。

ちょっとネットを検索してみると、「unlearn」という考え方、実践がそれなりに浸透しているようです。だるからこそ、トークの中でお二人が言及されたと思うのです。

で、その「unlearn」って何かということになると、一言では説明しにくい感じなのですが、トークを聞いていて思ったのは、中国古典に出てくる「坐忘」と同じなのではないか、同じとは言わないまでもかなり近いものではないか、という気がしました。『荘子』に出てくる、孔子と顔回とのエピソードです。

「unlearn」と「坐忘」を絡めて論じているものは寡聞にして知りませんが、非常に通じるものがあると感じるのはあたしだけでしょうか?

2018年11月29日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー