みんな好きなんですかね? って何を?

先程、Instagramに投稿したこの写真。

皆さんおわかりのように閻連科の『愉楽』とミロスラフ・ペンコフの『西欧の東』です。

前者は中国の長編小説、後者はブルガリア出身作家の短篇集です。

この両者の何処に共通項があるのかと言いますと、前者はレーニンの遺体を買い取って村に展示し、それを観光資源としてお金を稼ごうと考えた村人たちの物語です。そして後者の短編の一つに「レーニン買います」という作品があります。

そう、共通項はレーニン、それも商品としてのレーニンです。

いやー、思わぬところでレーニン人気を知りました。

後者の短篇集は、かなり雰囲気の異なる作品が並んでいて、同じ作家の作品とは思えないような作品世界ですが、その中で「レーニン買います」はクスッと笑える小品でした。