在庫がわかるだけじゃダメかも

今日の朝日新聞の声欄です。

当初の中に書かれている八戸ブックセンターは昨年訪れました。市として市民の読書活動を応援しようという方針の一環のようです。市内の書店ともいろいろと協力し合って活動しているようでした。

ところで、当初にあるように、市内の書店の在庫を見られるようにするというアイデア、どうでしょう?

まず大手のチェーンならばそれなり資本力がありますから、そういった技術に対応するような機器を導入することも可能でしょうが、小さな町の本屋さんですと機械を入れるような資金もなければ、個々人のスキルに負うところが大ですが、導入しても使いこなせない可能性だってあります。

後者の理由はひとまずおくとして、前者の場合、このアイデアが本当に読者のためになるのであれば、取次会社や業界団体などが導入支援をしてもよいのではないかと思います。昨今はPOSレジが普及しているので、実際に今から導入しなければならない書店がどれくらいあるのかわかりませんが……

でも、読者サービスを考えるのであれば在庫がわかるだけでよいのでしょうか?

この手のサービスは当然ウェブサイトを使うのでしょうけど、どうせだったらウェブサイトから注文ができ、それも自分の指定した書店に届けてもらうようなところまでできないものでしょうか? 最近はコンビニ受け取りだって普及しています。そこまでやらないと読者サービスとして不十分なのではないでしょうか? というよりも、たぶん在庫が見られるようになったら、きっとこういった要望が生まれてくると思うのですが。