レシピではなく随筆、読んで味わうものです

本日の朝日新聞一面「折々のことば」に『隠し包丁』からの引用が紹介されていました。

もともとは単行本として刊行されたものですが、現在はご覧のようにUブックスになっています。

つきぢ田村の田村隆さんの著作としては『返し包丁』と『つきぢ田村の隠し味365日』がありますが、どちらも現在在庫僅少となっています。

料理人の本と言われれば、いわゆるレシピ本を想像されるかも知れません。確かに、他社からはつきぢ田村のレシピ本が刊行されています。ですが、本書はそういうものではなく

「いただきます」の期待感、「ごちそうさま」の読後感。つきぢ田村の三代目が、腕によりをかけ、うわさの料理の精神を豊かにつづった、創造への探求心あふれる33品のおいしいエッセイ

です。

たまにはこういうのもよいのではないでしょうか?