「非人気」って表現はいくらなんでも可愛そうではないですか?

ネットの記事です。

アイドルから女子アナへという生き方の是非を云々したいのではありません。昨今の大人数女子アイドルグループはアイドルを極めるのが目標ではなく、それを踏み台に女優やソロ歌手など、それぞれの夢を叶えるためのステップだと割り切れば、女子アナや報道記者を目指すという選択肢があってもおかしくはないと思います。

あたしがここで問題としたいのは「非人気」という表現です。

確かに「不人気」とは書いてはありません。ここはネット記者の精一杯の気遣いでしょうか? 「不人気」ではあからさまに「人気のないメンバー」となってしまいますが、「非人気」と書けば「人気メンバーとは言えない」くらいにニュアンスが薄まりますから……

しかし、考えてみますと人気の有無というのはどうやって決まるのでしょうか? シングルのタイトル曲の選抜メンバーに選ばれるか否かというのがわかりやすいかも知れませんが、あれはスタッフが決めるものであって純粋に、正確に人気を反映したものではありません。だからAKB48の「選抜総選挙」などというものが始まったわけですから。

ただ、その総選挙にしたところで、金持ちが一人で大量にCDを買って投票していると言われていますので、数年前の紅白歌合戦行なわれた投票では毎年のAKBの総選挙とはかなり異なる結果になったのは多くの人の知るところだと思います。

結局のところ、グループアイドルの人気というのは正確には測れないものなのでしょう。もちろん、大きな傾向はつかめるとは思いますが、この斎藤ちはるのような、いわゆる「ボーダーメン」と言われるメンバーになると、同じような立場のメンバーは何人もいて、その中での順位などわからないものだと思います。握手会に並ぶ人数などを見れば推測も出来そうですが、会場によって(地元人気?)違いもあるでしょうし……

で、グループを卒業後、タレントとして生き残るのはかなり厳しい道でしょうが、テレビ局に正社員として採用されるのであれば、これは勝ち組と呼んでもよいのではないでしょうか?