フェア、などなど

書店で見かけたフェアを二つほど。

まずは紀伊國屋書店新宿本店でやっていた「アナろぐのための80冊」というフェア。「じんぶんや」選書フェアです。

人文のフェアですが、こういうテーマなので『盆栽/木々の私生活』『ユニヴァーサル野球協会』『第三帝国』といった海外小説も選んでいただいております。

で、小冊子に書いてありました。「アナろぐ」とは誤植ではなく、「アナログ」と「くつろぐ」の合成語なんだそうです。「堅い本ばかり」「眠くなりそうな本ばかり」という先入観で人文書フロアにふだんは立ち寄らないような方にこそ覗いてもらいたいフェアです。

続きましては、ブックファースト新宿店でやっていた、東京大学出版会の恒例のフェアです。

今回も立派な冊子が用意されていますが、その巻頭言は石井洋二郎さん。

となると、あたしの勤務先の『分断された時代を生きる』『科学の最前線を歩く』などが、このフェアの傍らに置いてあっても何の違和感もないところだと思います。