ここ数年、小田急線沿線の営業担当であるということは、このダイアリーで何度も書いていますが、その小田急線、この3月にダイヤ改正があります。
長いこと工事をしていた代々木上原から登戸までの複々線化工事が終了し、朝のラッシュ時の混雑緩和が劇的に(?)緩和され、それに伴うダイヤ改正なんだそうです。
急行が増発とか終電が遅くなるとか、そういったダイヤ改正ならそれほど混乱しませんが、今回の場合、今まで複線だったところが複々線になるわけで、ダイヤの柔軟性が大幅に上がりますから、かなり大がかりな改正になりそうです。
あたしのように日常的に使っていても、通勤では使っていない人間と、朝夕の通勤通学に使っている人とでは、このダイヤ改正に対する感想もずいぶんと異なるものになると思います。世間では狛江に準急が停まるということで狛江市のTwitterが盛り上がったというニュースも目にしましたが……
さて、あたしにとって一番嬉しいのは、登戸に快速急行が停まるようになることです。小田急線沿線の営業回りをして、帰路はだいたい登戸で南武線に乗り換えて、というのがパターンでした。相模大野とか町田方面からの場合、快速急行では新百合ヶ丘の次は下北沢になってしまうので、あえて急行を選ばないとなりませんでしたが、これからは快速急行で構わないわけですから、これは非常に嬉しいです。
ただ、これまで快速急行が停まらなかったのが不便だったのかと問われると、それほどでもありませんでした。快速急行の後にはたいてい急行が走っていて、一本やり過ごせばよいだけでしたから、快速急行が停まらなくて不便というほどでもありませんでした。もちろん停まってくれた方が楽といえば楽なのですが(汗)。
ただ、それはあたしにとってのことであって新百合ヶ丘以西に住んでいる人にとってはどうなのでしょう? もちろん、そういう人の中にはこれまでも登戸で南武線に乗り換えて通勤通学をしていた人もいたでしょうから、そういう人にとっては途中で急行に乗り換えなくて済むのはグッドニュースだと思います。
しかし、快速急行を使っている新百合ヶ丘以西の住人の大半は新宿まで行く人だと思います。そして、そういう人たちのために途中を通過する快速急行が走り始めたのだと思います。それなのに途中の登戸に停車するなんて……
実際、どの程度の需要があるのでしょうね?
もちろん、登戸に停まっても、そこから先(新宿方面)が複々線になったので、所要時間は却って短くなるはずだと思いますが、やはり駅に停車するかしないかというのは、心理面で大きいと思います。
あと一か月ほど先になりますが、蓋を開けたらどうなりますことやら。