二次元ではなく三次元!

二白三日で、YA出版会の研修旅行でした。行程については初日のダイアリーで触れていますので割愛しますが、今日の最終日に訪問した、宮脇書店ヨークタウン野田店さんで、文庫のフェアのディスプレイがとんでもないことになっていたので、思わず写真を撮らせてもらいました。

まずはこちら。集英社文庫のフェアです。なぜか真ん真ん中に木が生えています。今年のイメージキャラクターであるAKB48を完全に喰ってしまっているディスプレイです。すごすぎます。

この木ですが、裏側へ回ると、中までしっかり作り込んでいるのです。まるでシルバニア・ファミリーのお家のようです。部屋の中にはしっかりと本棚が置かれ、本がぎっしりと並んでいます。集英社文庫のためにここまでやるか、というのが正直な感想で、ちょっと羨ましく感じます。

しかし、集英社だけではなく、角川文庫のフェアもこんなことになっています。

わかりますでしょうか? フェア台の真ん中に船です。大漁旗に飾られた船がドーンと鎮座しています。どうして角川文庫は大漁旗なのか、そんな野暮な質問をしてはいけません。

とにかく、宮脇書店さん、店内を見回すとこの他にも至るところに立体オブジェが並んでいます。薄っぺらい紙のポップでは飽き足らない、とてもそんなものでは本を売ろうという意気込みが表現しきれないと言わんばかりです。

ただ、押しつけがましい熱さは感じません。非常にほとよい居心地で、こういった造形物が置かれているのです。なんか不思議です。

店長さん曰く、こういった文庫フェアの飾り付けは文庫担当の傾がされているのだとか。だいたい年の初めごろから構成を練り始めているので、後からAKBが現われても修正のしようがないんだそうです。

うん、うん、それでいいのよ。