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『中國叢書綜録』については「暇つぶしエッセイ」の第5回に若干コメントしてありますが、大学時代に最もお世話になった工具書の一つです。 これだけネット上のデータが整備されつつあるのに、この『中國叢書綜録』のようなものは公開されていないようです。 考えてみますと、わざわざ叢書の中身を捜さなくとも、大学図書館も公共図書館もかなり文献検索には使えるようになってきています。相対的に『中國叢書叢録』の利用価値が低下しているのかも知れません。 できれば『中國叢書叢録』のように著者名や書名から収蔵叢書を検索できるようなデータベースを作りたいですが、私のスキルではとても実現の見込みはありません。どうぞご了承ください。 ところでこの『中國叢書叢録』は『四部備要』や『四部叢刊』など、比較的最近の叢書も収めてありますが、さすがにこの十数年のものは載っていません。 そこで私自身の体験から最近のシリーズものの中で特に利用頻度が高いと思われる中華書局の「新編諸子集成」と「清人十三経注疏」について、その子目を掲載いたします。これらのうち何冊かは既に品切になってしまっているみたいですが、丹念に捜せばまだ入手可能だと思います。どれも点校本ですので非常に便利です。 |