北京で見たジミー・ペイジ?
帰宅して朝日新聞の夕刊を開くと、真ん中あたりのページ「be」が、今回は「灯台」特集でした。俳優の加藤剛さんも登場で、「喜びも悲しみも幾年月」ですねえ。
人気の灯台、第一位は犬吠埼ですか。もう何年も前に家族旅行で行った覚えがあります。銚子って、天気予報を見てますと、ああいう海に突き出た土地柄なのか真夏でも気温が低いですよね。銚子電鉄は頑張っているのでしょうか? またぞろ、灯台見物に銚子まで行きたくなりました。
それはそうと、最近の朝日新聞の夕刊、ページ立てが気になります。
ふつう、新聞ってのは基本は二つ折りですよね。だから、かならず4の倍数のページになるわけです。でもそれでは収まりきらない時は、真ん中に1枚だけ挟んで、もう2ページ追加になったりすることもあります。
この追加の2ページ、ページ立ての基本に照らせば、真ん中に挟むのが大原則なんですが、最近の朝日新聞は、あえて真ん中のページを外して、その前の折り目のところとかに1枚を挟んでいることが多いのです。
なんなんでしょう?
真ん中に見開き2ページを使った広告があるわけでもないのに......。不思議です。
おっと、閑話休題。
パソコンを立ち上げて、さらにブラウザを立ち上げて、ふと目に入ったMSNのニュースに目が釘付けになりました。
北京五輪閉会式にジミー・ペイジ登場!
ちょっと、マジですか? たぶんガセでしょうね? わざわざ北京までジミー・ペイジが来るかしら? そしてステージに上がるかしら? そう思いますよ。
でも、本当に来たら、あのエリカ様も北京に向かうのでしょうか?(爆)
北京でジミー・ペイジと言えば、数年前に家族で訪中した折(もう何度も訪中しているので、何年の訪中か忘れました)、頤和園から、なんと前門までバスで移動したことがありました。
観光バスとかではありません。全く北京の市民の足、路線バスです。たぶん、1時間半くらいは乗っていたと思います。今よりは北京市内の交通渋滞も激しくはなく、それほど長かったような記憶はなく、むしろ車窓からの風景を、ワクワクしながら眺めていた想い出しかありません。
バスのルートは、うろ覚えなんですが、北京大学から学院路、そして積水潭から南下して西四、西単経由で前門だったと思います。このルートの路線バスが今もあるのかどうかは知りませんが、とにかくそんなあたりを走りました。
特にワクワクしたのは積水潭から西四まで、たぶん新街口界隈です。とにかく北京の街の活気と猥雑さ、並んでいる商店のおもしろさがたまりませんでした。家族がいなければ、降りてゆっくり歩きたいくらいでした。車窓から見ているだけでは何の店なんだかわからない店が何軒もあって、非常に興味をそそられました。
そんなワクワクしながら見ていた町並みなんですが、そんな商店の一軒に楽器屋だったかCD屋だったかがありました。楽器屋なのかCD屋なのか覚えていないのは、その店の看板があまりにも強烈だったからなんです。
どんな看板かというと、お店の正面2階部分っていうのでしょうかね、そこが大きな看板になっていて絵が描かれていたんです。どんな絵かというと、アメリカなどのロックミュージシャンです。もちろん本人や事務所の許諾なんか受けずに描かれていたと思います。
いやー、共産国の中国で、これだけデカデカとアメリカのロックミュージシャンが描かれた看板がある、というのに心の奥底で感動していたんですが、何人か描かれているミュージシャン、それなりに知っている顔がありました。
たぶん店の名前が真ん中に大きく書かれていたんだと思いますが、その両側には、なんとスタンドマイクを構えたロバート・プラントとダブルネックギターを構えたジミー・ペイジが大きく描かれていたんです。
おお、ツェッペリンだー、と思った刹那、違和感を感じました。なんか変だぞ?
で、すぐに気づきました。
なんとジミー・ペイジが左右反対にギターを構えていたんです。これじゃあ、ポール・マッカートニーじゃん、と思いましたが、たぶん何かの写真でも見ながら描いたんでしょうけど、その写真が左右逆に焼いてあったのではないかと思います。
しかし、ツェッペリンを知ってれば、あるいは左利きのプレーヤーは稀少だと知っていれば、そしてそもそも描いた人がギターを弾いたことがあれば、ギターの持ち手くらいすぐに気づきそうなものですが、あんなに堂々と左右逆に描かれているとは......
ロバート・プラントとジミー・ペイジはその看板のメインであるかのように、左右に一番大きく描かれていましたから、すんごく目立ちますし、知っている人間から見たら噴飯ものの滑稽さでした。
さてさて、この店が今も新街口界隈にあるとは思えませんが、まだあの看板を出したままあるのなら是非もう一度拝んでみたいですね。そしてジミー・ペイジが本当に閉会式に登場するのなら、閉会式はいいから、その店の看板を見に行って欲しいと思うあたしです。
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