やはり書評は効く!
昨日の日曜日、あいにくと朝日新聞の書評には何も出してもらえませんでしたが、日経に『寂聴伝』が載りました。
だからですね、朝から一日、客注の電話が何本もかかってきました。やはり書評の効果は大きいものです。
その『寂聴伝』ですが、刊行以来、特に大きな書評や紹介記事もなく、まめに本屋に通っている人には「ああ、こんなの出たんだ」と知ってもらっていたかもしれませんが、やはり多くの方に知ってもらうまでには至ってなかった面はあったと思います。
もちろん、昨年以来の源氏物語千年にちなんで寂聴さんご自身の著作が多く刊行され、書店でも寂聴コーナーめいたものを作っているところがかなりありました。
寂聴さんの本は売れるけど、寂聴さんに関する本はどこまで売れるのか、内心そういった不安感はありました。それに思いの外分厚い本なのでお値段もそこそこしてしまいます。だから不安感はふくらんでいたのですが、その一方、地味ながらしっかりと売れはじめてもきていたのでで、タイミング的にはお盆明けくらいに書評が出るようになってくれるとちょうどいいなあ、なんて期待していました。
それが、それが、お盆を前にして日経に載ったわけで、こちらの予想よりはちょっと早いですが、まずは結果オーライ。出てくれるだけでありがたいですからね。
水木金と出版社-取次-本屋という輸送ルートが盆休みになるので、本屋さん日本が届くのは盆明けになるでしょうが、今のうちに買っておいて、この秋じっくり読んでもらいたいものです。
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