2008年8月15日

お盆休みは嫌い!

子供の頃からお盆休みが嫌いです。

えっ、子供の頃にお盆休みなんてあった? 夏休みでしょ?

というのはごもっともです。ただ、幼心にも父親が休みになり家族で田舎へ行ったり旅行に行ったり、もちろんテレビで帰省ラッシュのニュースが流れますので、学校の夏休みとは別に「お盆休み」という意識もありました。

あたしの子供の頃、夏には父方の田舎である千葉へ行くのが恒例でした。外房線の大網の先、白子町というところです。JRで行く場合は大網か茂原からバスになりますが、便が悪いので、大抵は父親の運転する車で行きました。

あたしが小学生の頃は東関東自動車道などはなくて、京葉道路も千葉の郊外で終わっていましたので、そこから先は一般道路でした。

東関東がないわけですから京葉道路はほとんどいつも大渋滞でした。一般道路も、外房の海水浴場へ行く客で、京葉道路ほどではないにしろ混んでた印象があります。とにかく数時間はかかる長旅、というのが子供の頃の記憶です。

あたしは、今もって変わりませんが、乗り物酔いしやすいタイプです。電車はまだいいのですが、車はダメです。なので、バスを使う遠足は嫌いでした。遠足を愉しむよりも乗り物酔いのことばかりが頭を離れず、案の定気分が悪くなってしまうのです。

もちろん薬もちゃんと飲んでから出かけるのですが、効いた試しなど十回に一回か二回くらいです。たぶんに精神的なもの、自己暗示のせいなのだとわかっていても、ダメでした。

ですから、お盆休みの帰省というのを聞くと反射的に乗り物酔いを思い出してしまい、どうもいい気分がしません。これは大人になっても続き、現在比較 的有給休暇の取りやすい勤務先なので、お盆、年末年始、ゴールデンウィークなど世間が混雑しているときには出かけないでちょっとずらして出かけるようにし ています。これもすべて渋滞が嫌いなためです。

お盆休みが嫌いな理由はもう一つあります。

子供の夏休みって7月の20日頃から8月末までです。7月中や8月の初めはまだまだ十分残っている、遊んでも遊んでも使い切れないくらい夏休みは残っている、という気分を謳歌できます。

でもお盆休みくらいになると、特に田舎で遊んで自分の家に戻ってくると、ああ、夏休みもあと10日くらいか......と、とたんにカウントダウンが始まってしまう感じで、すごく嫌いでした。

今から考えると、今日8月15日から8月いっぱいが休みだなんて、社会人としては異例の長期休暇ですが、長い長い夏休みを過ごしてきた小学生には残り少なく感じられたものです。

もちろん、あたしは磯野カツオやちびまるこちゃんのように8月の30、31日になって慌てて宿題をやるなんて人間ではありませんから、そういう焦り は体験したことがありません。宿題は毎日毎日やらなければならないものを除けば、だいたい7月中に終わらせるのが、あたしの常識でした。(ちなみに高校の 時は、期末試験の後の一週間の試験休み中に夏休みの宿題を終わらせ、試験休みが明けて終業式の日には、宿題は学校のロッカーにしまい込んで夏休みに突入し てました!)

そんな記憶があるので、お盆休みというと夏休みももう終わり、という気分になって、なんか寂しい感じがしたものでした。

で、今日は終戦記念日なんですね。「終戦」じゃなくて「敗戦」じゃないかと思うのですが、靖国問題がうるさくてウンザリします。

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