2008年7月11日

木金と土日

東京国際ブックフェアの二日目。

 

でも、火曜日の出荷準備、水曜日の会場設営と続いているので、既に四日目という感じです。それに昨日も今日も会場へ行ってますので......。

 

ブースの当番でもないのに行ったのは自分の勝手ですから、それで疲れたなんて言ってはいけないことくらいわかっています。

 

ただ、個人的には木金は、実際にはどうあれ、一応は業界関係者が来場する日であって、つまりは書店の人が来て秋以降のフェアやお店の棚揃えについて相談したり、あるいは海外の出版社などがやってきて版権交渉などをする日ってことなわけです。

 

後者の版権交渉は編集部の管轄ですが、前者の書店とのあれこれは営業部の管轄です。当然、書店回りを日常業務としている営業マンとしては、いつなんどき知り合いの書店員さんが来るかもわからないので会場に詰めていようと思ったわけです。

 

実のところ、本当に忙しく働いている書店員さんは、上司や会社の業務命令でもない限り、こんなお祭り騒ぎに来ているほど暇じゃあないんですよね。もちろん公休日だったのでちょっとのぞきに来ました、という書店員さんも何名かいらっしゃいましたけど。

 

で、結局、この数年来ずっとなんですけど、木金にそういった書店との商談とか、海外出版社との版権交渉って、ほとんど全くないんですよね。たぶん、あたしの勤務先だけの話ではなく、このフェア全体でも言えるのではないでしょうか? 少なくとも、あたしが知っている出版社の場合はそんな感じです。

 

特に、あたしのところは、そもそもが翻訳出版ばかりなので、わざわざうちと版権交渉をするなんてところはないわけですから、やむを得ませんが、ある程度は海外の出版社もブースを出しているわけですから、日本の出版社の人がそういうところへ行って、自分のところで出せそうな本を探すなんて光景があちらこちらで見られてもよさそうなものなんですが、換券の及ぶ限り、そんな感じは見あたらないですね。

 

これでは単に本が2割引で買えるお祭り、という意味しかないような気がしますが、なんとかならないものでしょうか?

 

 

 

と言いながら、明日があたしの正式なブースの当番です。

 

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