2008年6月15日

こんどは、Out of memory!

高電社のPDAソフト2種。

 

そのうちの一種類、「トラベル・ウォーカー」について、ようやくトラブル解消ということは既にこのダイアリーに書きました。高電社さんも精力的にバグつぶし、修正モジュール開発に取り組んでくれているのだと思います。

 

さて、残りの一種類、「辞書ウォーカー」です。

 

こちらは二つトラブルが起きていて、一つは中国語の入力システムが選択できない、つまり日本語の入力システムから中国語の入力システムに切り替えられない、というトラブル。

 

もう一つは、中日、および日中の辞書の検索レベルが選べるのですが、一度選んだレベルが毎回デフォルトのレベル(最重要語のみのレベル)に戻ってしまうというトラブルです。

 

昨日、高電社から質問・エラー報告に対する回答のメールが届き、後者については他の機種でも同様のエラーが確認でき、修正モジュールをアップしました、とのこと。前者については、この手の入力システムをいじるアプリケーションの場合、PDAのメモリリソースをかなり消費するので、それによって動作が不安定になるらしいとのことで、三種類ある中国語の入力システムをすべて使用せずに1種類だけに限定して使うようにしてみてください、とのこと。

 

さてさて、第一のトラブル、辞書の検索レベルは、まあ、いわゆるバグですよね。修正モジュールが作られ配布されるのは当然だと思います。日本市場では振るわないと言われるPDAも、最近はスマートフォンがちょっと注目され始めたので、実はいろんな種類があるんですよね。だから開発者側もたいへんだと思いますが......

 

むしろ問題なのは第二のトラブルです。

 

これって本当に入力システムとかメモリの問題だとしたら、ソフトそのものの存在意義に関わる問題ではないでしょうか? 中国語の入力システムが3種類もあるのが売りのソフトなのに、3種類を全部インストールするとメモリが圧迫されるので、1種類だけ使うようにしてください、なんて本末転倒というか、極論すれば「看板に偽りあり」だと思います。

 

もちろんメモリをどれくらい載せているか、ってのはPDAによって異なるわけですし、他にもどういうソフトがPDAに組み込まれているか、ってことになるとPDAごとにどころかユーザによって異なるわけですから、開発する方もたいへんだと思います。

 

でもね、もう少し何とかならないかしら、って思うわけです。

 

で、とりあえず修正モジュールをインストールしてみたんです。もしかしたら、メモリ周りのところも多少は改善されて入力システムの選択にもよい結果が出るのではないかと、多少は期待しておりました。

 

ところが、インストール後、辞書ウォーカーの「英語」はふつうに使えるのですが、「中国語」の方は起動しようとすると「out of memory」というメッセージが出て起動できないんです。

 

起動できないってことは、辞書の検索レベルの問題が解決したのかどうか、検証しようもありません。ただ、Mobile Wordなどで中国語入力システムは使えるので、インストールが失敗しているということでもなさそうです。

 

たぶん、検索レベルのバグを修正したら、他のバグを作っちゃった、ってところではないでしょうか?

 

コメントする