2008年5月29日

ズルいと思う

毎週水曜日は、朝日新聞のウェブサイトで、次の日曜日の読書欄で取り上げる書籍が発表になります。

 

ここを見て書店員さんが発注をかけてくるなんて、今は昔。

 

最近では日曜日の実際の売れ行きを見定めて、月曜日に電話やファクスで注文というお店が多いです。出ないよりは出た方がマシではありますが、朝日新聞書評の影響力が以前に比べてかなり落ちているわけです。

 

だた、朝日の影響力が落ちている、という面も確かにあるのでしょうが、むしろ全体的な傾向として、本を買わなくなったという方が当たっているかもしれません。

 

 

で、その朝日書評欄ですが、以前から気になっていたのですが、このところまた数週間連増で朝日新聞社の本が登場していますよね。

 

確かに先日朝日新聞社とその出版部門は別会社になったわけですけど、そんなのは建前だけで世間の人もそんな風には見てません。

 

ですから、朝日新聞の書評欄で朝日新聞の本を取り上げるってのは、滑稽な自画自賛でしかないと思うんですよ。

 

これも以前にこのダイアリーで書いた気がしますが、確かによい本なら自社の本でも厭わず取り上げるべきという理想は理解できますが、それはそれ、これはこれ、やはり朝日の本を取り上げるのは「反則」なんじゃないかと思いますし、書評委員の方の見識を疑います。

 

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