2008年5月26日

第二外国語減少@朝日

今朝の朝日新聞の「オピニオン」欄で英語教育などについて書かれていましたが、更に紙面をめくっていくと、大学で第二外国語を廃止、あるいは選択しなくても構わないようなカリキュラムに変更しているところが増えているという記事が載ってました。もちろん、その一方で徹底した外国語教育を売りにしている大学も増えているといった記事も合わせて載っていましたが......


うーん、わかりません。

わからないって何が? と言われると、この時期に朝日新聞が載せた意味です。

第二外国語の減少は記事にもちょっと書いてありましたが、もう十年来のことで今さらなんで(?)という気がします。

もちろん一方で小学校からの英語教育がますます勢いを増している昨今、英語以外の外国語を忘れてもらっては困る、という訴えという見方もできますが、果たしてそうなのでしょうか?

あたしとしては、もちろん勤務先が諸外国語の参考書が柱ですから、科目減、履修者減というのは死活問題ですが、所詮、大学の教養外国語なんて話せるようになれるなんて誰も信じてはいないと思うんですよ。

むしろ教養科目ですから、オピニオン欄にも書いてあったように、日本語一辺倒でない、もちろん英語一辺倒でもない多面的な見方を学ぶ手段としての外国語で構わないのではないかと思っています。

そういう意味では、本格的にやろうという学生のためにインセンティブ・コースを設ける取り組みは評価しますが、一般教養としてちょっと外国語のアウトラインくらいは学べるような外国語の授業は、もっと大学生に広く浅く学ばせてもよいのではないでしょうか?

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