2008年5月17日

聖火はどうしてる?

相変わらずニュースでは四川大地震がトップの扱いで、日増しに犠牲者が増えている模様ですね。

 

今日のニュースでは救出された人、かろうじて震災を免れた人の復興への絶望的な道のり、あるいは収容された遺体の腐乱などが報じられていました。

 

確かに、あの瓦礫の山を見ると、震災前の生活に戻るのにどれくらいの日数がかかるのだろうという気がしますし、これから暑い夏に向かうわけですから避難所・避難施設の衛生問題も厄介な問題でしょうね。

 

報道による限り、中国の一般庶民の中にかなりの政府批判が高まっているようです。ネットには政府が消しても消してもそういった批判の書き込みが繰り返されているとか。業者と政府役人との癒着による手抜き工事も噂されていますが、これもある程度までは事実でしょうし、一方で業者も住民も役人も「耐震」なんてことを全く考えていなかったという面もあったと思います。こういった災害にあって初めて「災害対策」ということが思い起こされるわけですよね。

 

そんな中国国内のネットの書き込みですが、数日前に報道されていたことですが、経験も技術もある日本の救助隊を早く呼ぶように、という書き込みがかなりあったそうです。

 

数年前には反日の書き込みで沸騰した中国のネット社会が、今回は日本を頼りにしているわけです。漸く到着した日本の救助隊が、かつての台湾地震で地域住民の心から感謝されたような活動を四川省でも見せてくれると、草の根レベルでの対日感情好転が期待できると思います。

 

そんなこと思いながらテレビニュースなどを見ているのですが、ところで今、聖火はあいかわらず中国国内を巡っているのでしょうか? 国境なき記者団は中国へ入国できたのでしょうか? チベット問題はどうなってしまったのでしょうか?

 

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