2008年5月14日

幸い火事は......

四川省の大地震、時が経つにつれてますます被害が大きくなっているようですね。

この手の災害では、瓦礫の下から数日ぶりに奇跡の生還、なんてニュースがよく聞かれますが、専門家に言わせるとやはり3日が一つのリミットだそうで、生き埋めの人の安否が気遣われます。

さて、このニュースを見ていてふと思いました。

しばしば比較される阪神淡路大震災では、もちろん地震そのものもすごかったんですが、その後の火災がテレビ画面でも大きく映されていました。季節、それに時間帯にもよるのでしょうが、今回の四川の大地震では、テレビで見る限りほとんど火事の映像ってのがないですね。

もうストーブを使う季節ではない、食事時ではなかった、などのラッキーが重なったんじゃないかと思いますが、ふと不思議な思いにとらわれたのも事実です。これで大火災が発生したら被害はこの数倍にも達したのではないでしょうか? そう思うと不幸中の幸いだったと言えるのではないでしょうか?

それにしても四川の奥地、交通も寸断されていて状況がどうなっているかほとんどつかめないってことですけど、ヘリコプターが降りられるようなところもないのでしょうか? この数年人気の観光地・九寨溝も水が濁ったりしないのでしょうか?

人命以外の被害状況はこんど明らかになってくるのでしょう。ちょっと想像もできませんね。日本が5億円の支援金を出すという話ですが、たぶん人によっては「そんなもん出さなくていい!」なんていう人もいると思いますが、家や家族を失った人に有効かつ迅速に支援が届くようにしてもらいたいものです。

ところで、このところ世界ランクにも登場するようになった沿海地方の中国人大富豪の方々、寄付とか援助とかしてないんですかね? アメリカなどではこういう災害の時にセレブが億単位の見舞金とか寄付とかしたりするじゃないですか?(ある程度の売名行為は含むにせよ!)  中国の符号の方々はどうなんでしょう? そういったところも気になります。

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