2008年4月13日

個人的には、それはご勘弁

映画の広告を見ていると、いろんな人が感想を寄せています。映画評論家はもとより、映画好きな有名人、あるいは旬の芸能人が多いですが、新聞なんかでも、「感動して涙があふれました。19歳、女子大生」なんて一般の方のコメントが載っていたりします。

 

昔、試写会なんてものがある、そして一般の人も見に行ける、なんてことを知らなかった頃は、どうしてまだ公開されていない映画にコメントできるんだろうと不思議でした。

 

この疑問は、試写会というものを知ることによって解けましたが、いまだに解けない疑問があります。

 

上にも書きましたように、一般の方はともかく、芸能人の寄せるコメントで、果たしてその映画にとってプラス効果があるのだろうか、と思われるような人のコメントです。

 

別にコメントの内容がどうの、というレベルで言っているのではありません。そもそもが、その映画の世界にふさわしくないんじゃない(?)と思えるような人とか、どう見ても旬じゃあないタレントさんなんかの場合にそう思います。

 

大きなお世話と言われるかもしれませんが、そう思っちゃいます。(映画ほど派手な宣伝をしないから目立ちませんが、本だって似たようなことがありますね。)

 

で、個人的には思うのは近々公開という噂の映画「ジ・イリュージョニスト」です。原作は、スティーヴン・ミルハウザーの『幻影師アイゼンハイム』で、あたしの勤務先から出している『バーナム博物館』に収録されている短編の一つです。(映画の邦題も「幻影師アイゼンハイム」になるみたいです。)

 

全国大ロードショーという感じの映画ではないので、たぶん、そんなにでかでかとした広告は出ないと思うのですが(でも、映画は面白かったです!)、もしそこに「プリンセス天功」がコメントを寄せていたらどうしましょう、なんて思っちゃうのです。

 

いや、確かにプリンセス天功も世界的なイリュージョニストですけど、この映画の世界、雰囲気とは全く違うんですよね。まだマギー司郎の方がいいかしら? それともナポレオンズ?

 

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