2008年4月12日

ワインとおしゃべり、時々恋......

タイトルは映画『ジェイン・オースティンの読書会』のキャッチですが、昨晩のTBS系新ドラマ「アラウンド・フォーティー」を見てますと、なんとなくこのセリフが浮かびます。

 

数名の男子が絡むとはいえ基本になるのは天海祐希、松下由樹、大塚寧々という主演三名の女子の会話です。内容はまさしく仕事のこと、年齢のこと、結婚のこと、そしてオトコのことです。

 

時代や国が異なっても、女子が集まると話題はこれらに収斂されていくものなんだなあ、としみじみ思います。番組最後に天海祐希の相手となる藤木直人がようやく絡んできて、この絡み方もある意味で非常に古典的な展開ではありますが、まあ週末の晩の番組としては十分に楽しめそうです。(ちなみに年上や同じくらいの役者と共演する藤木直人というのも久しぶりな感じですね。)

 

なんたって、あたしがまさしくアラフォーど真ん中、ジャストフォーティーですから(汗)。

 

でも、こういう恋愛ストーリーでありがちなセリフ、「今まで何人の人と付き合ったのよ?」とか、「今まで結婚したいなと思った人はいなかったの?」など、たいていは主人公がその友人に問い詰められるようなシチュエーションで発せられるものですが、さて、あたしならどう答えましょう?

 

はっきりいってあたし恋人イナイ歴=年齢ですので、まず最初の質問には「0人」と答えるしかありません。となると当然のことながら結婚を意識するなんて皆無、まあ無理にでも後者の質問に答えるとするなら「いいなあ、と思えた人は一名」ってところかしら。

 

ドラマの世界が現実であるとはもちろん思いませんが、やはりあたしの人生は少数派に属するのでしょうか? ちなみにこのドラマのスタートのなぜかシンクロして、通勤や営業回りの途次に電車の中で読む本が、今日から『高慢と偏見』になりました。

 

ちくま文庫版の上下冊です。もちろん作者はオースティン。上巻の3分の1くらい読みましたが、うーん、はまりますね。こういう女子のたわいもない恋愛話、なんかワクワクして読んじゃいます。

 

ということで、なんかダイアリーが、ようやく公開になった映画『ジェイン・オースティンの読書会』の宣伝っぽくなっちゃいましたが、そんなつもりはありません。朝日新聞の映画評で、ちょっと酷評されてましたが、あの評は当たってないなあ、と思いました。

 

コメントする