2008年4月 9日

誰か見ました?

昨日は毎年恒例の「本屋大賞」の発表、授賞式でした。

あたしは所要で行かれませんでしたが、今回は伊坂幸太郎さんが受賞されたようですね。「新文化」のサイトでも、結構早々と発表になっていたような気がします。

ところで、そんな発表の模様、今朝「めざましテレビ」を見ていましたら、オープニングでちょこっと紹介されていました。本がなかなか売れない中、頑張っている書店の取り組み、みたいなナレーションも入っていて三省堂の店頭風景なんかも映ってました。

もう少し遅い時間でちょっとした特集として放送されるみたいですが、あたしはなにせ6時半前に家を出てしまうので、どんな放送がされたのか全くわかりません。今これを書いているこの時間に放送されているのでしょうか?

たぶんオープンニングのVTRの感じから見て、本屋大賞だけでなく「どうやって本を売るか、読者に手にとってもらえるか、読者に面白い本(が出ているということ)を伝えられるか」という切り口から、本と本屋を取り巻く状況を取材したんじゃないかと思いますが、見た人いますか?

本屋大賞の取り組みはかなり根付いてきていると思いますが、どうせ取材するなら、もっとこの業界の宿痾にメスを入れるような取材をして欲しいですね。と、番組を見ないで言うのも失礼な話ですが......

たあ、やはり出版社には取材に行っても、取次にどの程度取材しているのでしょうか? この業界の宿痾の過半は流通にあって、その流通を押さえているのは取次ですから、おのずと不満の矛先も取次に向かうわけですが、書店員さんも顔が映っちゃうとなかなか出版社や取次への不満を言いにくい、言っても抽象的な一般論になりがちではないでしょうか?

もちろん、そういう中でも旧弊打破、いろいろ工夫を凝らしている人ってのは、出版社にも取次にも大勢いるということは理解していますが、テレビの取材というと、えてしてゴシップ的なものに傾きがちですね。

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