2008年4月 1日

ガソリンは安くなったのか?

新聞やテレビのニュースでは「混乱必至」などと声高に主張していますが、いったいどういう混乱があるのでしょう?

 

ガソリンが今日から安くなるのか、それとも暫定税があった時に仕入れたガソリンだから、それがなくなるまでは安くならないのか、意外とニュースで伝わっているのではないでしょうか?

 

確かにクレームをつける「クレーマー」はいるかもしれませんが、それは別にこういった時にはよくあることで、取り立てて「混乱」という感じはないと思うのが、あたしの素直な感想です。

 

暫定税率廃止がどうのこうのと言ってますが、あたし自身は数十年も続く「暫定」なんて愚の骨頂、とっとと止めるべきだと思います。

 

そのまんま東知事などが「地方の道路を作れなくなる」なんて主張してますが、道路財源ではこれだけの無駄遣いが暴かれていて、それでもこのまま続けようなんて、普通に考えてもおかしいということに永田町の方々は気づかないのでしょうか?

 

確かにあたしも母方の田舎が地方にあり、たまに行くことがあります。途中までは高速道路があって走りやすいですが、その後は山道です。

 

カーブは多くて狭いところはある、カーブにミラーがない、街灯がないなど不便なところも多いです。でも年々整備されています。それは一年に一度とか数年に一度は知るだけなので却ってよくわかります。

 

こういう道路整備は必要だと思いますし、まだまだこういった不便な道は日本中にたくさんあるでしょう。でも、この手の道の整備ってそんなにお金かかるのでしょうか? あれだけの税率をとって何十年も続けていっているのは、ひとえに無駄な高速道路を造りたいだけなのではないでしょうか?

 

それが無駄だと都会の人間だけでなく、地方の人も多くはそう思っているのではないでしょうか? 少なくとも財政が逼迫している時は、ある程度の不自由は我慢すべきではないでしょうか? 一般の家庭だったら給料が下がれば食卓に肉がのぼる回数が減るものです。自治体や国だってそのはずではないでしょうか?

 

この数年、仕事で地方へ行くことがありましたが、結局地方は自分のところでは何もできない、新幹線や高速道路や空港を作って、とにかく東京都つながりたい、それだけしか政治家は考えていない気がします。

 

それを餌に地方を牛耳ろうとしている中央の政治家や役人は見ていてイヤになります。

 

それでも、上に書いたような生活に必要な道路の整備とか、福祉などには予算を振り向けるべきだと思います。

 

でも、だからといってガソリン税の復活にはなりません。

 

なぜなら上にも書いたような道路財源の無駄遣いだけではなく、年金などの無駄遣い、国会議員などの特権、在日米軍に対する思いやり予算、不必要な防衛装備の予算などなど、国民からすれば、こういうところをもっと節約すれば、ガソリン税の分くらいすぐにでも捻出できるのではないか、そう思っている人が多いんだと思います。

 

少なくとも国土省や厚労省の職員は上から下まで、手取りで月給十万円程度で向こう数年仕事をするくらいのことをしてくれないと、まじめな一国民としては腹の虫が治まりませんが......

 

コメントする