2008年4月25日

あんた誰?

お誘いがあったので、ちょっとした出版社の人間の飲み会に参加してきました。総勢20名弱だったでしょうか?

 

既に面識のある方も何名買いましたが、過半は初顔合わせの人ばかり、当初は即席の名刺交換会になってしまいましたが、いざ自宅へ戻ってみると顔は薄ぼんやり覚えている気もしますが、名前の方がほとんど頭に入っていないことに気づきました。たぶん、顔の方もあと数日どころか数時間できれいさっぱり忘れてしまうのだろうなあ、と思われます。

 

このダイアリーで何度か書きましたが、あたしは営業マンのくせに人を覚えるのが苦手で、数回会わないと書店の担当者の方も覚えられません。それでも書店の場合は定期的にお邪魔するので、余程のことがない限り、じきに覚えられます。

 

むしろ問題なのは今回のような出版社のお仲間です。

 

出版社同士、横のつながりでしょっちゅう顔を合わせ飲んだり食べたりしている方々も大勢いるんだと思いますが、あたしの場合ほとんどそういったつながりはなく(←別にこの業界で嫌われている、なんてことはないと信じたいですが...)、出版社同士で顔を合わせると言えば、年に数回ある取次や書店の忘年会、新年会的な集まりのみです。

 

でも、そう書いたからおわかりのように、そんな会って一年のある時季に集中的にあるだけですから、あとのあ10ヶ月近くは全く顔を合わせない、ということが常態なんです。もちろん、時折、本当に僥倖のように書店営業中にばったり出くわすこともありますが、そんなこともほとんどないので、一年も経つと顔も名前もすっかり忘却の彼方です。

 

それなのに、どうしてなんでしょう? あたしって、意外と他人からは覚えられやすいんです。こっちは全く記憶のかけらすら持ち合わせていないというのに、久々にあった人から「あ、お久しぶりです」なんて声をかけられると、あたしはいつも心の中で「お前は誰だ? とにかく名乗れ!」とつぶやいています。

 

たぶん、今宵の集まりもそういう結果になるんじゃないかと思います。だいたい、今晩会った人の何人と今後も顔を合わせることがあるのだろうか、などと同じ業界にいながら思ってしまうあたしです。

 

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