この本、どこに置く?
今日の読売新聞・読書欄に『健康の味』が登場した模様です。
模様です、というのは、あたしん家は朝日新聞なので実際の読売新聞を確認できていないんです。
さてこの『健康の味』ですが、南伸坊さんがご自身の闘病体験から健康に気をつけて数々実践したことを独特のユーモアを交えて語ったエッセイです。もとは雑誌の「爽快」に連載されていたものです。南さんのイラストもカワイイ、健康に関心ある方にはぴったりの一冊です。
ところで、こういった本ですから、出たからすぐに売れるというわけではありません。今回の書評が一つのきっかけにはなると思いますし、「爽快」をはじめとした健康系の雑誌で紹介されるのもこれからでしょう、なにせ健康系雑誌は月刊誌が多いですから、多少のタイムラグはつきものです。
そういうところでの紹介が増えてくると、いまや日本は一億総健康オタクのような状態ですから、書店からの客注も増えてくるだろうと思います。
問題は置き場所です。
置き場所と言っても、あたしの勤務先の倉庫とか、そういう意味ではありません。書店での置き場所です。
たぶん南伸坊さんなので「男性作家」とか「エッセイ(男性)」といった書棚、コーナーに並んでいることが多いのではないかと思います。
基本的にはそれでいいのかもしれませんが、こういう内容の本ですから、たとえば日野原重明さんの本の傍なんてどうでしょう? たぶん日野原さんの本が置いてある周りには、こういう健康系のエッセイ、「生き方」っていうのでしょうか、そういう本が多く並んでいるのではないでしょうか? そんな本と一緒に並べた方が、この『健康の味』も内容的にはふさわしいのではないかと思います。
あと、そのものズバリ、「健康・医学」などの棚はどうでしょうか? そういう棚には小難しい医学的な専門書だけでなく、日常生活の注意など軽い読み物も置いてないでしょうか? 置いてある書店であれば、『健康の味』も十分いけると思いますが、如何でしょう?
というわけで、本一冊をとっても、書店でどの棚に並べるかというのは難しいものです。それで売れる、売れないが変わってくるのですから、書店員さんもあたしたちも真剣に考えざるを得ませんが、そこがこの商売の醍醐味でもありますが。
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