2008年3月15日

全聚徳

北京ダックの老舗といえば「全聚徳」でしょう。

 

日本の旅行会社が主催している中国旅行、特に北京を含むコースで夕食に北京ダックとある場合、連れて行かれるレストランはほぼ100パーセント、この「全聚徳」だと思います。

 

ごたぶんにもれず、ツアーなどで連れて行かれる場合は、あまり美味しくないという噂も聞きますし、北京通であれば、わざわざ「全聚徳」へ行かなくたって、もっと美味しくて安い北京ダックの店を知っているよ、ということになるのでしょう。

 

あたしもその口で、この数年の中国旅行では、ほぼ滞在中に一回は北京で北京ダックを食べるのですが、「全聚徳」には行きません。どこへ行くのかと言いますと、「便宜坊」です。

 

毎回同じ旅行社のツアーなので、利用するホテルもほぼ固定化していて、北京では地下鉄崇文門駅直結と言っていいほどのロケーション、新僑飯店に泊まっています。この新僑飯店から、崇文門交差点の斜向かいにあるのが、こちらも「全聚徳」と並ぶ北京ダックの老舗「便宜坊」です。ホテルから徒歩圏内なので本当に気軽に行ってます。

 

ツアーではなく個人的に食べに行くので、回りは中国人ばかりです。時折、通訳(ガイド? 友人?)さんと一緒の外国人数名のグループ(日本人も何回か見かけました)が食べていることもありますが、まずほとんどの席は中国人で埋まってます。

 

つまりツアー向け、外国人向けという料理ではなく、全く中国の人と同じものを食べられるというわけです。個人的にはこの「便宜坊」のダックは美味しくて、もう十分満足なのですが、最近は「やはり一回くらいは全聚徳でも食べてみようか?」という気持ちが沸々とわき起こってきているのも事実です。

 

で、そんなわけで昨晩、なじみの書店員さんと食事でもと言うことになり、新宿にある「全聚徳」へ参りました。日本では銀座と新宿にお店がありますが、本場中国の味を日本にいながら堪能できたわけです。

 

ダックは確かに「便宜坊」とは味が異なりますが、やはり美味しいものでした。それ以外の料理も数品頼みましたが、どれも美味しかったです。

 

中国国内では何軒か店舗があり、上海でも見かけましたが、日本以外の海外にも店はあるのでしょうか? 噂では「便宜坊」も日本にお店を出すとか出さないとか。楽しみです。

 

コメントする