2008年3月 6日

演劇絡み?

朝日新聞夕刊に「岡田利規さん」「前田司郎さん」の記事が載っていました。

 

岡田さんは既に岸田賞受賞者で、前田さんは今回の岸田賞受賞者ですので、当然記事にも岸田賞のことが書かれています。

 

前田さんの受賞作は4月に刊行予定ですが、岡田さんにしろ、昨今の戯曲って、ふつうに文芸作品として読んでも読めるくらい面白いですよね。

 

台詞がイマドキと言うのでしょうか、だからスラスラと入ってくる感じで、これなら本を開いて「なんだ戯曲か」と思う方も、是非一読してもらいたいと思います。

 

戯曲ですから、基本的には台詞ばかりの構成ですが、もしかしてこれって「ケータイ小説」と相通じるものでもないのでしょうか? あれも会話が中心の小説なんですよね? だったら似たようなものじゃないでしょうか?

 

もちろん、あちらは妊娠とか死とか、高校生なりの深刻な世界が描かれているわけで、こういった戯曲とは全く世界が違いますけど、案外ケータイ小説の読者なんかに受けるのではないかと、ちょっと妄想してしまいます。

 

で、こういった面白い戯曲と言えばクドカンさん。数年前に刊行した『春子ブックセンター』、友近らの出演で6月に舞台になりますね。こちらも、改めて話題になって、本も売れて欲しいものです。

 

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