2007年12月16日

音楽界と出版界、同じことか?

朝日新聞に「今年を回顧する」的な記事が載っていて、音楽界のポピュラー、クラシックそれぞれについての総決算が載っていました。

ポピュラー部門を読んでいて感じましたけど、CDの売り上げが伸び悩む中、ネット配信が若者には定着している、っていう記事を読むと、あれ、ケータイ小説が流行している書籍、出版界の状況に似てない(?)という気になります。

これという誰もが口ずさめる歌曲が年々少なくなって、つまりは好みが細分化しているという状況も、やはり出版界に似ているような気もしますが、好みの細分化と特定のものへの集中は出版界ではかなり極端ですよね。

でもって、アルバムなどの懐古趣味、現在の歌手たちが往年の名曲をカバーする、そこには時代を超えて歌い継がれるよさがある、みたいなことを書かれると、それこそ出版界の今年のトレンドである「古典新訳」のシンクロしてしまいますよね。

記事を読み終わって、というか読みながら、いったい音楽界のことなのか出版界のことなのか、わからなくなりそうでした。

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