2007年12月 8日

来週から外文が売れる?

「外文」って何のこっちゃという人も多いでしょうが、業界では「外国文学」の略です。

ちなみに中国語では「外国語」という意味になります。北京には「外文書店」なんていう、外国語学習や外国の作品の翻訳などを中心に扱う書店があります。(←最近行ってないのですが、たぶんまだあると思います。王府井です。)

今回のタイトルはあくまで日本の略語としての外文、外国文学です。

何で来週から売れるの、と言いますと、少し前に、とある書店で文芸担当の方と話をしていて、河出の「オン・ザ・ロード」をはじめとして、このところ外文 ファンが買いたくなるような作品の刊行が続いているという話題になりました。(買いたくなる作品に、あたしの勤務先のものが含まれているかは不明......涙)

ただ、外国文学というのは一般的に翻訳権の絡みもあって定価が高く、手軽に買うにはちょっと財布との葛藤がありがちです。

そこで、外文ファンの多くは、「よし、冬のボーナスが出たら買うぞ」というモードになっているのではないかというのです。

確かに、ちょっと高い本なんかですと、給料が入ってから、という気になります。(最近はもっぱらアマゾンなので、財布とのリアルな葛藤は減ってますが......)

それに年末年始の休みを控え、まとめて買ってさあ読むぞ、という人も多いのではないでしょうか?

一部業界(大企業のこと?)を除いては、今回もかなり渋いボーナス水準のようですが、それでも本の一冊や二冊買うくらいは出るでしょうから、千冊数枚を握りしめて書店に向かう人が一人でも増えることを期待しています。

で、ボーナスって、多くの会社が10日、あるいは15日(今年は前倒しで14日?)支給なのではないでしょうか? さて、どうなりますことやら。

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