2007年12月 9日

これは許せない!

先日、書店回りの途次、中央線に乗っていますと、途中駅から乳母車を持った若いお母さんが乗ってきました。

最近は乳母車を折りたたまずに、バスでも電車でもそのまま乗るというスタイルが市民権を得てきているようですし、変に折りたたむよりは、赤ん坊を乗せたまま乗った方がむしろ安全、というのは理解できます。ましてや、ラッシュ時間でもなく、社内もそれほどの混雑ではありませんから。

なので、あたしとしては基本的には温かい目で見られるのですが、その日はちょっと違いました。別にあたしの虫の居所が悪かったわけではありません。このお母さん、赤ん坊を抱っこしていたのです。

抱っこしているなら、乳母車はたたみなさいよ、と思いました。

まして、そのお母さん、赤ん坊を抱っこといっても腕で直接抱いているのではなく、きちんとおんぶ紐(抱っこ紐?)を使って抱いているのです。

おいおい、そこまで用意しているんだったら、そもそも乳母車なんて要らなかったんじゃないの(?)という思いも沸々とわいてきます。

さらにさらに、あろうことか、このお母さん、その人の姉とおぼしき女性と一緒だったのです。大人が二人もいて、おんぶ紐(抱っこ紐?)まで用意していて、それでいて乳母車をたたみもせずに中央線に乗ってくるこの無神経さ、あたしには理解できません。

あたしが子供の頃は、公共交通機関に乗って出かける時は乳母車などは使わない、おんぶか抱っこというのが基本というか常識でした。いつの頃からか乳母車を持ってバスや電車に乗ってくる人も増えましたけど、それでも子供を抱いて乳母車は細身にたたんで乗っていたものです。

この数年、乳母車をたたんで手に持ち、なおかつ赤ん坊を抱っこするのではかえって危険だから、乳母車に赤ん坊を乗せたままの方がよい、という世間の流れになってきました。うちの母親などは「だったら、おんぶ紐を使え」という考えですが、あたしもそう思わなくもありません。

抱っこしてて揺れる車内は危険だから乗せたままでどうぞ、というところまでは理解できますが、子供を抱っこして乳母車をたたみもせずにそのまま押して乗ってくる母親の考えは全く理解できません。時には乳母車は荷物入れと化している時すらあります。

こうなると本末転倒というか換骨奪胎というか、とにかく回りのことを考えない「バカ母」としか考えられませんね。

ところで、乳母車って最近言わなくなったのは、乳母がいなくなってしまったからでしょうか? 最近はベビーカーって言うのね(汗)。

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