2007年11月15日

やはり五流大学? 五流都市?

母校・東洋大学の野球部が、ハンカチ王子を擁する早稲田大学を破って優勝したということは昨日書きました。今朝の朝のニュース、スポーツコーナーはどこも「浦和レッズ」がトップニュースで、その次に女子バレーで、ようやく大学野球っていう扱いがほとんどでした。
 
まあ、仕方ないです。そんなものでしょう。
 
でも、でもですね、優勝したのは東洋ですよ! 完封勝利を飾って優勝に貢献した大場投手は、この秋のドラフトの目玉でもあって、もっと取り上げられてもいいんじゃないかと思うのですが、どうして敗れたハンカチ王子のインタビューばかりなのでしょう?
 
そりゃ、確かに東洋は斉藤を打ち崩せず、その後のピッチャーを打って勝ったわけですけど、斉藤のインタビューは放映されても大場のインタビューは放映されないなんて、おかしいとは思いませんか? もちろん大場のインタビューを流している局もありましたけど、やはり扱いが……
 
ひどいところでは、ゴルフの石川遼くんの練習ラウンドの方が扱いが大きいなんてのもありました。やはり五流大学なんですね、東洋は。これ、斉藤で早稲田が勝っていたら、扱いが全然違ったのだと思います(涙)。
 
ところで、冒頭に書いた浦和レッズ。あたしは特にファンでもなければ嫌いでもないですが、あの応援団はスゴイですね。スタンド一面真っ赤! あれは完全に天安門広場を埋め尽くした紅衛兵と同じです、というか、あたしには紅衛兵にしか見えません(笑)。
 
あそこまで市民に愛されるというのも、日頃からのチーム作りがそうさせるのでしょうけど、たぶん、あれは浦和の市民性にもよるんじゃないでしょうか?
 
つまり浦和って、ものすごい地味な街じゃないですか? 埼玉県の県庁所在地は(?)と聞けば、ほとんどの日本人は「大宮」と答えるくらい浦和の知名度は低いし、新幹線が通っていても駅はなくて素通り。おまけに数年前に「さいたま市」なんてことになって、名目上は格上げされたようですが、事実上、大宮市に拾ってもらったようなものですよね。(まあ、大宮も地盤沈下が激しいので、お互いの利害が一致したわけでしょうけど…)
 
つまり、浦和にとっては誇れるものがレッズ意外に何もないんですよね。

これが、周りを見ても似たような土地柄ならいいのでしょうけど、すぐ南に大都会・東京を控え、やはりおらが街にもなんか個性がほしいと願うのが人情でしょう。そういう浦和の人の気持ちにジャストフィットしたのがレッズだったのではないでしょうか?
 
浦和にしても東洋大学にしても、はたから見ると涙ぐましい努力、「イタイ」くらいの存在が郷愁というか、哀れをさそいますね。

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