2007年11月 5日

タツノオトシゴ

あたしの勤務先の新刊『灯台守の話』はカバーにタツノオトシゴがあしらわれています。

土曜の晩のトークイベントで、たまたま話者の岸本さんが触れたので思い出しましたが、少し前の『グールド魚類画帖』もカバーは確かタツノオトシゴだったはず。なんなんでしょう、この一致!

タツノオトシゴ、これって魚なのか爬虫類なのか、はたまた哺乳類なのか、あたしはよく知りませんし、生きている事物を見たこともないのですが、子供のころ、それこそ干物のようなタツノオトシゴのキーホルダーを持っていました。

あれは本物のタツノオトシゴを使っているのか、全くの作り物なのか、今となってはキーホルダーもなくしてしまったのでわかりませんが、大きさはせいぜい3センチから4センチ程度の小さなものでした。キーホルダーですからね。でも、実物もあの大きさなんでしょうか?

さて、そのトークイベントで、またまた話者の岸本佐知子さん曰く、タツノオトシゴは食べて美味しいのだろうか、と。そもそもあれを食べようと思うところが岸本さんらしいのですが、実はあたしも上述のようなキーホルダーを追っていた性で、安物のアジの開きとタツノオトシゴが同じに見えることがあるんですよね。

ちなみに、中国の辞典で植物の名前を引くと、ほぼ必ず薬になるのか、食べられるのか、といった情報が書かれています。裏を返せば、中国人にとって植物とは食べられるか薬にでもならない限り、興味のないものだとわかります。(最近は都会を中心にガーデニングも広まってきているので、そんなこともないですが……)

さてさて、そんなわけで(←どんなわけ?)、タツノオトシゴをモチーフにしたネクタイってあるのかしら(?)と思ってググってみました。

すると、かの高級ブランドエルメスで出しているんですね! 驚きです。でも、この柄は、あまりパッとしませんね。それに高すぎますよ!

もっと、タツノオトシゴテイスト満載のネクタイはないものでしょうか?

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