2007年10月26日

YA

YAという表題で何を連想するのでしょうか?

正解は「ヤング・アダルト」です。主に中高生を中心に小学校高学年から大学生くらいまでを対象とした書籍の名称で、もともとはアメリカからの輸入語です。

つまり何、と言われると困りますが、あたしなりに解釈すれば(聞きかじりの知識を伝えれば)、絵本などを卒業して、でもまだ大人が読むような本では語彙などハードルがやや高く、その間隙を埋める書籍のこと、となりますでしょうか?

アメリカではこういったジャンルが確立しているようですが、日本では浸透度が薄いようです。思い出してみると、「少年少女世界名作文学全集」っていうようなあたり、子供向けの偉人伝、そういったものがすぐ思い浮かびますが、たぶんそれはそれで正解でしょう。

でも、そういった説教臭いものではなく、ふつうに愉しんで読めるものっていう感じです。最近だとあさのあつこさんの『バッテリー』などでしょうか?

ちなみに「バッテリー」と聞けば「バツ アンド テリー」でしょう、と思うのは世代が違うからでしょうか?

それはともかく、昨日は午後から、出版社二十数社で構成する「ヤングアダルト出版会」の総会がありまして、あたしの勤務先では今回からあたしがその担当になり、前任者の連れられて参加して参りました。

あまり他の出版社のことって知らないのですが、印象では児童書の版元が多いような気がしました。児童書じゃあ幼すぎません、とも思いますが、あたしんとこ ろのようなしゅっぱんしゃもありということで、小学生から大学生まで幅広くフォローできるというのがある種の売りのようです。

確かに、先に小学生から大学生までと書きましたが、ふつうに考えてこの世代をターゲットに、なんて言ってみても、あまりにも差がありすぎますよね。幅広く 提供する、情報を発信するというのが狙いなのでしょう。というか、そう理解しないと、この会って何(?)と思われてしまいそう。

それでなくとも「アダルト」とついていることで、日本では相当なハンディがありますようで......(笑)


それにしても、あたしは今回からの参加でしたけど、あいかわらず、この手の会合で人の名前と顔を覚えるのが苦手です。一夜明けた今日、全然覚えてないです(爆)。

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